ロゴや図案を考える時、PCに向かう前に手書きのラフスケッチをよく書きます。
頭のなかのイメージをなんとなくヴィジュアル化してみる訳です。
じっくりと考えて書く、というよりも思いのまま、ペンを走らせる感じで。
この時にあまりしっかりとしたラインでは描かないようにしています。
詳細な下絵を書くのではなく、あくまでイメージをスケッチするだけに留めています。
慎重に、リアルに書いたラインは頭に強くこびり付きなかなかいなくなってはくれません。
「イメージの解像度」を上げすぎた時にそこからなかなか離れられなくなってしまうのです。
その後PC上での作業に移るのですが、もちろんそのまま良いデザインが完成すればいいのですが、
そうならない時に軌道修正ができなくなってしまい、それが原因でデザインの迷宮に迷い込んでしまうことがあるのです。
すべてがこの限りではないですが、
デザイナーとしてつねに身軽に、いいと思ったほうへフレキシブルに行けるような、
そんな状態でいたいものです。
写真はかなり詳細なほうで、出来上がりもこれに近いモノになった例。
ほかはちょっと見せられません…