こちらは半年ほど前にデザイン・印刷納品させていただいたシールですが、
つい先日またリピート印刷の注文をいただき納品させていただきました。
キラキラした銀ツヤのシール紙に下地となる白版を敷き、その上に特色2色印刷ですが、
下地の白を敷く箇所、敷かない箇所を使い分けることによって、キラキラする部分とインクのカラーをしっかりと見せる部分を使い分けています。(写真ではあんまりわからないですね・・)
下地の白版無しに直接、銀ツヤの上にインクがのればその部分がカラーのメタリックのようになり、
白地の上にインクがのれば、いわゆる紙に印刷したと同じ感じにみえるという訳です。
刷り上がりは頭の中ではイメージしていましたが、どんな感じになるかは出来上がりまで不安でした。
結果、非常に満足のいく仕上がりで、お客様にも大変喜んでいただくことができました。
ここ数年、デザインをする上でテーマのように感じている事があります。
それはPC画面上では、いかなるデザインも平面の絵でしかない、ということ。
けれども実際にはその先に立体形状があり、紙質や素材があり、さらには表面加工等もあり、デザインの良し悪しを大きく左右する要素はPC画面の外にたくさんあるということ。
PC画面の向こう側をどれだけ見渡せるか。
さらにその先にはお客様の存在もあり、
この果てしなく広い「向こう側」にはまだまだ学ばなければならない事が多くあり、
もしかしたら一生のうちに勉強しきれないかもしれませんが、
それでもその時のベストを探すために日々、デザインと格闘しています。